2013年6月29日土曜日

文庫カバーの新作をリリースします!

皆さん、こんにちは!
もう一年の半分が終わってしまいます。早いですね...^^;

日ごろから、いろんなアイテムを企画したり試作したりしていますが、あっと言う間に時間が経つので焦ってしまいます。しかし、少しずつでも毎日積み上げていくしかありません。こんなのあったら喜んでもらえるかなぁ?と考えながら試作と改良を重ねています。

今日は、その結果のひとつをご紹介できることになりました。
畳の文庫カバーに新しい色が加わります!



Tatami-Padシリーズ発売以来初めてのデザイン変更となります。
和柄にこだわらず新たに4つのデザインがデビューします。
Tatami-Pad NEO です!

① Tatami-Pad 文庫カバー(赤) 小花


畳が赤??と不思議に思われる方もいらしゃると思いますが、い草に色を付けることができるのです。iPadケースでは既に、黒モデルで色付きを採用しているのですが、今回は赤と黒と緑(正式には鼠といいます。)で文庫カバーを作りました。

こちらの画像は工場で編み機にスタンバイされた色付きのい草です。
一本一本しっかり染まっています。


この赤の畳には、小花の柄の生地を合わせています。
従来のモデル同様、内張りにたくさん生地を使っています。


今日からお取り扱いいただいている八重洲ブックセンター様(八重洲本店5階)で、パッケージの写真を撮ってきました。キター!!!!ハデだけど、日本的な何かを感じさせてくれます!
そして、赤限定で紐しおりも赤で揃えています。


② Tatami-Pad 文庫カバー(緑) 水玉

次は、緑色(鼠色)の文庫カバーです。畳パッドのブックカバーは、内側も畳です。畳ござ1枚で作っているので、このように裏から見ても畳です。(笑) 布と同じようにい草が編まれているのがよくわかります。1枚もので仕上げることで、抜群のしなやかさを実現しています。


文庫カバーは、厚み 3.5センチまで対応します。生地は、さわやかに、かわいらしく、カラフルな水玉を採用しました。ユニセックスでご利用いただけるといいな!と思っています。


パッケージです!
好みのわからない方向けのプレゼントには一番無難かもしれませんね。


③ Tatami-Pad 文庫カバー(黒) 桜黒

黒に小桜、ほんとにカッコいいです。この組み合わせですが、過去にiPadケースの試作で採用していました。しかし、黒のiPadケースには、iPodカラーを組み合わせることになり泣く泣くリリースを断念しました。今でも大事に持っています。今回のリリースで評判よければ、iPadケースで登場するかも?!..ですね!


撮影で使った文庫本の厚みは約2センチです。
文庫では厚めの方ではないでしょうか。でもまだ余裕です。


おおおっ!!!やっぱり渋い!かっこいいです。
赤に匹敵する存在感です!


④ Tatami-Pad 文庫カバー ダイヤ

こちらは、従来通りの天然色、ナチュラルタイプです。しかし、和柄の生地ではなく、モダンでスタイリッシュなダイヤ柄を組み合わせています。スゴく印象変わりますね!夏の装い、スーパークールビズとの相性も良いのではないかと思っています。


Tatami-Padの文庫カバーは、折り返しで厚みの調整を行います。右手の赤いタグの方に目一杯差し込むと、左手の折り返し部分にもっとゆとりが出ます。


今まで通りの天然色なのに、淵だけですごくイメージが変わりますね!
年代問わずお使いいただけそうです。



八重洲ブックセンター 様 八重洲本店5階 でお待ちしております!
今朝撮ってきました^^


そして、奈良の薬師寺門前 AMRIT(アムリット) でも販売をスタートしています!

なお各店舗では、Tatami-Padのふるさとと題したストーリーフォトブックも展示しています。商品のご購入の参考にされてください。
いや、買わなくても見てください!(笑)



ネットでは、Amazonにて先行販売しています。
店舗に行けないけどもうちょっと詳しく見たいというお客様は
このままこちらからご覧になってください^^
画像も多く掲載していますよ。


販売店舗



では、新しい仲間もよろしくお願いいたします!
新しいデザインで、オールシーズンお楽しみください。



2013年6月17日月曜日

Tatami-Padの故郷へ!

ちょっとご報告が遅くなりましたが
先月5月にTatami-Padの故郷(生産地)を訪ねてまいりました!

場所は福岡県大川市、九州では筑後地方と呼ばれています。
阿蘇山を水源とする九州最大の河川、筑後川が流れ、い草の生産に不可欠なきれいな水に恵まれています。


そして、至る所に水路が設けられて田畑に新鮮な水を運んでいます。





あ、その運河のそばにい草の畑がありました!


まだ苗が小さいんですが、これからぐんぐん成長して刈入れされます。


農家のおばあさんが、苗のメンテナンスを行っていました。
ほんとうにおつかれさまです!ありがとうございます!
こういう毎日の手入れが出来上がりの品質に影響を与えるそうです。


そして工場では、い草が天日干しされていました。
茶色い畳はあらかじめ染められています。


干されて切り揃えられ、編み機までの出番を待つい草の束です。
なぜか、スゴく美しい!!


こちらが、乾燥されたい草の断面です。どうですか?ぎゅっと詰まっていませんか?中身の詰まり具合と香りは、中国産のい草には出せない品質だとのことです。


それでは織り機の出番です!「あれ?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、筑後では、い草を染めてカラフルな畳製品を生産することが可能です。


織り機にかける前に、長さ太さを人の目でチェックします。


い草が織込まれていきます。


たくさんの織り機が並びます。春から夏にかけて畳生産は最盛期を迎えます。ちょうど忙しい時期にお邪魔してしまいました。(すみません..) でも工場は活気がありました!


ほら、畳が出来上がってきましたよ!


ビデオでちょっと雰囲気を。


あら?これはどこかで見覚えが..


そうです、iPadケースに使っている黒の畳です!
おー、うれしいです。工場で出会えて!!


さらにこんなドラマも。国内い草の最大の産地、熊本県八代市からい草が納入されてきました!福岡産だけでは材料が足りないとのことで、八代産のい草も使用されています。これぞ日本!産地連携って素晴らしい!


筑後の畳、掛川織り、花ござを守るベテラン職人であり、工場長の石橋 勝義さん。お忙しいところ見学させていただき、ありがとうございました!


こちらは別の工場での仕上げ風景です。
編まれたい草の端をチェックしています。


最後に淵をミシンで縫い付けます。


畳のラグマットが完成しました!


私たちTatami-Padの生産パートナーさんである、株式会社添島勲商店さんのショールームにはたくさんの畳製品が所狭しと並んでいました!圧巻!


いろんな柄、デザインがありますね。


畳の枕です。今すごく売れているそうです。私もお土産に買っちゃいました!


畳ベッドは欧米で人気があるらしいですよ。


Tatami-PadのiPadケースもiPhoneケースもブックカバーも、同じ生産工程で作られています。いい場所でいい素材で最高の人たちがTatami-Padを作ってくれています。気持ちもあらたにがんばりたいなと思いました!関係者の皆様ありがとうございました。


筑後の自然よ、また会いましょう!


PS.この出張で打合せてまいりました新商品を、近日リリースします!
お楽しみにお待ちください!